8月24日、TEENAGER

朝は5時に起きた。すきな男の子と電話をつないだまま寝て、彼の起きる時間に一緒に起きた。おはよう。まだ彼は眠そうで、なんなら半分寝ていて、わたしはごそごそとタバコを吸いに起きながら起きて、と彼を声でゆり起こす。胸のマリアを撫でながら彼を送り出す。天国のような朝だった。

今日は27歳最後の日。
明日からは28歳。

今日も明日もきっと変わらないし、昨日と今日の方が変わっていたかもしれないし、地続きの水脈をうねうねと流れていくだけだし、あいかわらず鮮やかなほどあっけなく物を無くすし、嬉しかったことも悲しかったこともずいぶんと忘れたし、毎日誰かの誕生日だし、真夏のピークは去ったし、海に行くことに意味などないし、呆れられるほどわたしらしく生きているし、どうでもよくなんてないし、すきな男の子のことがやっぱり好きだし、ねえ。そんな感じで続いているよ。

今から手紙を書くんだ。

お母さんへ、ありがとうって
27歳の自分へ、よく頑張りましたって
28歳の自分へ、自分で不幸になろうとしないでねって

詩に愛されることなく今日が過ぎていく。
でもね、夢の続きに期待をしてる。


「光に向かいその光でわたしたちの闇を照らすこと」

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