5月1日、優しい歌
こぽこぽこぽ、水の音がする
もう行く宛のない想い
真昼が鮮やかすぎるのだ
キッチン、そこには
光の差す場所に花が
ほとほとに疲れている日々。
苦しいと分かっていても
夢を退けられない睡眠は長い。
戦争映画を繋いだような昨日の眠りは、
日を跨いですらいなかった。
気分転換に出たはずのスーパーで
気分が悪くなった。冷や汗と、目眩。
結局、何も買わずに帰ってきてしまった。
排気ガスで少しむせる。
指先が冷えていて、
掴んだ首の跡がひんやりとする。
わずかに震えていた、
そのことを冷たさの輪郭から知る。
笑えちゃってた日が遠くに見える。
ここにいると、何も聴こえないよ。
でも、わたしの感情おかえりなさい。
あなたのために燃やすこころが、
もう、ないと、知るのがこわい、から、
光源を見つめたまま、だった。わたしね、
これからやっと仲良くしようと思う。
だれか笑ってくれ
冷めて乾いた声で
それでもあなたを好きなのは、
自分で自分を笑うことができないからだ。
こころ
殺したつもりなんてなかったよ
たくさんあることに安心していたから
そんな気持ちよさにも気付かなかった
花なら自分で植えると確かに言った。
続きを望んだ世界に夜が来る。
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