8月7日、dog&cats
ガリガリくんのあたり棒がでた。
煙草がなくなったので恋人とコンビニに行き
アイスを買って食べていた。
16:16 恋人はキッチンで煙草を吸って
わたしの頭をくしゃっと撫でてリビングに戻っていった。
自分の人生、こんな風に辻褄が合うのか〜とか、ドーナツと生春巻きという意味のわからない組み合わせのお昼を食べているときにふいに泣きそうになったとか、やさしいという言葉にしてしまうのがもったいないほどの目を持つ恋人のこころの機微やすべすべな体やどちらでもないなにか、すべてを好きでいられている。これが今だけのものだとしても、今この瞬間、わたしは泣き出しそうなくらいしあわせだ。
恋人は遠くない未来に奈良に越してくるようだし
家族に宛てた手紙のような文章を読んで、母親もいずれ恋人と住むことをもう許してくれている。
誕生日に恋人が彼の目のタトゥーをプレゼントしてくれる。左手首には自分の左目を入れようかと思う。この視力で生きていくと決めていたところに飛び込んできた恋人を勇敢だとおもう。
人生がこんなふうにうまくいくなんて、こわい。
ガリガリくんのあたり棒なんて人生で初めて当たった。
笑ってしまったけれどこわいこわい。
でもいい風が吹いていたりいい波がきているとき
それに乗られるように準備をしてきた。
乗るときはこわいけれど、流れのままに生きてゆく。
16:30 日記できた〜と声を出してリビングに戻ったら恋人は眠っていた。
ブランケットをかけてわたしはキッチンに戻る。
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