3月7日、ocean eyes
美しい夢を見ると
みるみるうちに涙が溢れる。
泣いて目覚めるのではない。
起きて布団のシワを伸ばす間に
こぼれてしまうみたいなのだ。
このブログを始めた頃から
弓野という地名がなんどもなんども夢に現れる。
それは本当にあるところなのか
そうでないのかを確かめたことはない。
今日見た夢によると、
そこは青色を因数分解した色で
ひたひたになった土地らしい
でも、はた、と考えてみる。
青色は3原色の1つだからきっと色を混ぜて作れない。
ただ、色というよりかは光に満ちた土地で、
何色がその土地を染めているのかわたしにはわからない。
きっと約束の場所だろう。
春の朝にはあぶくがお腹の上に乗っかっている
それを壊さぬようにそうっと起き上がる。
寂しさの降り積もった夜の次の日はそのようである。
時折、木漏れ日を揺らす大気が
それでコロコロと表情を変える光が
雪崩てくる生々しい土の匂いが
そのように生きたければ、そのように在ればいい
と、云う。
やってくる春が苦手で
終わる冬が好きなわたしは
そこに横たわる灰色のスケールの最中で
そっと息をしたり寝転んでみたりすることしかできず
それでも、臆病ではないと感じる。
あなたや世界に、恋することに勇敢だと思う。
うん、とゆるされているわたしたちが
この地球の美しさを眺めている
この世界の曖昧さを撫でている
ようで、問いかけているのは世界の方だ。
踏みしめている地面のようで
適当な力ではねっ返されているわたしたちだ。
灰色のあわいの中で思うのは
生きることに意味などなく、
とりあえず歩いてみることや
世界からの問いかけにこたえてみることが
生きることそのものなのだということ。
さて、明け渡せないもの、
それがこころだと言った人がいます。
分けられない光はこころの中にあって、
多分それはとても大切なものです。
深呼吸をしましょう
きっとこころは息を吹き返すでしょう
空を讃えましょう
きっと世界は喜んでくれるでしょう
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