3月1日、17歳

 
 
いろんなところがいたくって
うまくねむれないそんな夜
 
あの子のなだらかな肩が
わたしの地平線だった頃
 
まるで幼いままの反逆精神で
どこへも行けないと知りながら
どこまでも歩いたあの日
 
だれかに愛されたくって
それ以上にだれかを愛したかった
 
生きづらくて生きづらくて
見せつけるようにして開けたピアス
痛みに何かを逃したけれど
なにを逃したのかは今も分からない
 
すべてをかけて信じることは
いつも とても むつかしいことで
世界は少しだけ愛しづらいまま
 
わたしはなにか変わっただろうか
 
 
 
 

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