2月11日、長いこと待っていたんだ


その手はわたしの肩を包み、さすり、
その人は今はなにも考えなくていいと言った。
わたしは自分がどうしてこうなったのか
考えることをやめず話し続けていたから。
今は休もうって。大丈夫だよって。
止まない話をうんうん聴きながら。
大丈夫だよ、の手がやさしかった。
そっか、こんなあったかい手が。そっか。




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