11月29日、let it be

 
 
「太陽と海がまっさかさまに溶けあってゆくとき
 あなたのシャッターきる手はふるえている?」
 
 
ほんとうにすてきな瞬間や、ほんとうにかなしい一瞬を忘れてしまおう。
よろこびを、どうしようもない孤独を、何度だって拾って歩けるように。
この生活のままならなさに声をあげて、もういちどだけ、うたえるように。
果てることなく突き抜けてく音楽を鳴らしながら中指を突き立てて祈ろう。
こころの中で指を交互に生者の手をそうっと合わせていよう。
 
 
ねえ、そんな遠いところにいたんじゃ
この生活のあったかさなんてわかるわけないよ。
 
起こるありったけの奇蹟は いつか愛する人のためにとっておきたい。
 
かみさま、かみさま、かみさま。
あなたが忘れてしまった歌をうたうことができたらいいのに。
 
 
 
 
 

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