12月31日、tiny tiny tiny

 
「君はこれから世界で1番タフな15歳の少年にならなくちゃいけないんだ。
 なにがあろうとさ。
 そうする以外に君がこの世界を生きのびていく道はないんだからね。
 そしてそのためには、ほんとうにタフであるということがどういうことなのか、
 君は自分で理解しなくちゃならない。わかった?」
 
「すべては想像力の問題なのだ。
 僕らの責任は想像力の中から始まる。イェーツが書いている。
 In dreams begin the responsibilities―まさにそのとおり。
 逆に言えば、想像力のないところに責任は生じないのかもしれない。
 このアイヒマンの例に見られるように。」
 
「目を閉じちゃいけない」とジョニーウォーカーはきっぱりとした声で言った。
「それも決まりなんだ。目を閉じちゃいけない。目を閉じても、ものごとはちっとも良くならない。
 目を閉じて何かが消えるわけじゃないんだ。
 それどころか、次に目を開けたときにはものごとはもっと悪くなっている。
 私たちはそういう世界に住んでいるんだよ、ナカタさん。
 しっかりと目を開けるんだ。目を閉じるのは弱虫のやることだ。
 現実から目をそらすのは卑怯者のやることだ。
 君が目を閉じ、耳をふさいでいるあいだにも時は刻まれているんだ。コツコツコツと」
 
「関係性がひとつひとつ集まると、そこに自然と意味というものが生まれる。
 関係性がたくさん集まると、その意味もいっそう深くなる。」
 …
「つまり相手がどんなものであれ、人がこうして生きている限り、
 まわりにあるすべてのものとのあいだに自然に意味が生まれるということだ。
 いちばん大事なのはそれが自然かどうかってことなんだ。
 頭がいいとか悪いとかそういうことじゃないんだ。
 それを自分の目を使って見るか見ないか、それだけのことだよ」
 
「僕が求めているのは、僕が求めている強さというのは、
 勝ったり負けたりする強さじゃないんです。
 外からの力をはねつけるための壁が欲しいわけでもない。
 僕がほしいのは外からやってくる力を受けて、それに耐えるための強さです。
 不公平さや不運や悲しみや誤解や無理解―そういうものごとに静かに耐えていくための強さです。」
 
 
***
 
はじめてのことが本当にたくさんの1年でした。
 
「いろんな人に会っていろんなことをやった」というよりは
「いろんな人に会わせてもらって、いろんなことさせてもらった」という感じ。
おまえほんと仕方ねえなあって思ってた人も多いのではと苦笑いをしてしまうけれど
それも引っ括めてありがとうって言葉しか出てこないなあ、ほんとうに。
2014年もよろしくたのみます。よろしくたのみます。
 
今年、さいごに読んだのは『海辺のカフカ』だった。
本当は日記書く予定なかったんですが、そのイメージで写真を組みました。
日記のあたまに載せたのは、2013年そして生まれてはじめての写真展「あのね、」に展示した写真たちです。
とてもとてもいとおしい1年のはじまりとおわりの写真。
 
さて!今から幼馴染とその彼と年越しそばを食べて、ホラー映画観る!
重ねてになりますが、みなさんよいお年を。
また素敵な1年をお過ごしくださいなー!
 
おやすみなさい。
 

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