12月19日、OCTOBER

 
 
旅疲れの人がゆりかごを揺らす
 
 
 
そこから先が書けないことばかりが気になって
もっと鋭利になってる自分に気がつかない。
 
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先日12月5日-14日まで東京・町田にあるギャラリーで
1ヶ月間毎日写真を撮るグループ展、
ひとつき写真展「october」に参加しました。
告知や宣伝もなく、わたし自身は写真をギャラリーに送るだけでしたので
あまり展示をした!と胸をはって言えたものではありませんが
足を運んで見てくださった方、ありがとうございました。
 
写真はすべてOLYNPUSのSUPERZOOM105Gという540円のジャンクカメラで撮影しました。
それから、個人的には好んで使うことのなかったモノクロフィルムを使用しました。
 
カメラは一定の距離がないとシャッターを下ろしてくれず
近すぎたり、遠すぎたり、どちらかが多かったように感じます。
近づいたり、遠ざかったりしたから、です。
「これはわたしの距離ではない」と何度も何度も思いましたが
次第にそれがいまのわたしの距離なのだと思うようになりました。
写っているもの、ひとは間違いなくわたしの愛している景色でした。
だいすきな風景なんてそこら中に散らばっているのに
わたしは眩しくって、照れくさくって、油断していて取り残してばかり。
 
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やわらかいつむじ風が耳の上のまあるくなった部分をこそばゆくする。冬。
 
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自由になりたい自由になりたいとしきりにあなたがいうので
それがどのようなものか気になっている。匂いとか。さわった感じとか。
そして少し考えてみてから、わたしもそうなりたいのかもしれないと思った。
 

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