4月29日、DAYS

 
 
わたしの目の前にきみがいる。
あたりまえのことのようだけれど、
きみの存在のすぐ隣には、きみの不在が横たわる。
 
世界を見渡してみる。
どうしたって、いつだって、
「きみがいること」と「きみがいないこと」は
切り離せないことなのだとおもう。
 
 
「余白」
 
 
きみ
せかい
わたし
 
繋ぐ「のりしろ」
 
 
目の前にきみがいること
それはそれ以外の空間に、
いつもきみがいないことを知る装置だ。
 
わたしってば、きみが在るよりも
きみのいない空間のほうが世界には
たくさんあるって知っている。
 
 
在ることだけが明らかだ。
ふれたら確かめることだ。
 
 
なのにわたしときたら
目の前にいないきみを
たしかめるよりもずっと
余りにも信じすぎている。
 
 
 
 
 
 
 

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