3月9日、All my Time

 
春曇りの朝の中で、一晩かけても
朝は朝を見つけられなかったのだなあと思った。
レモン色と藍色のドラマチックな朝は夢の中。
 
さすがに心が参ってしまいそうだった。
今の時点の俺はクソだよ、とのたまう君の話を
暴走する列車か馬みたいだと思いながら聴いていた。
愚痴っぽくない、言い訳がましくない君の話に潔さを感じていた。
その評価を別に否定もしないけれど肯定もしないよ、と告げて
1度電話を切った。
 
わたしだって、もうこんな生活イヤだって
言ってしまえたらいくらか楽かもしれないのに
自分の人生に責任を持てなかったわたしのために
そんな言葉は用意されていない。
「生かしてくれてありがとう」の人生や生活に、イヤも何もないのだ。
心が荒んでしまいそうになるなあ。
だから口ずさむみたいに、シャボン玉飛ばすように、yeah,  my life is shit.
 
 
「あらゆることをゆるしたい」と言いながら生きている
今のわたしがその言葉の通りなのだとその人は言った。
わたしもきっとその通りだと思った。
いつかの到達目標みたいなものではなく、姿勢の話だからだ。
 
幸せも不幸せもない場所に行きましょう
そんな言葉が今、
わたしの人生の文脈の、水脈の只中をほとばしっている。
 
 
 
 
 

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